『子は親を映す鏡』
『子は親を映す鏡』
これ、親の考えや言動がそのまま鏡のように子供に映し出されるという意味のことわざですね。
うちの子はもともと口がとても達者です。
それに加えて、ここ一年でとても口が悪くなりました。
そしてとてもよく怒る。
ちょっとした質問に対してもすぐ怒ったように返事をする。
曲がりくねった受け止め方、深読みをして怒る。
こちらにはそんなつもりが微塵もなくても。
いちいち突っかかってくるのでこちらも腹が立ってきて、お互いが不機嫌になり、大喧嘩に発展することもしばしば。
まるで反抗期の女子中高生を相手にしているかのようなやりとりに辟易。
でもこれ、私が原因なのかも、と最近思うようになってきました。
ただでさえキャパシティの小さな私がシングルマザーになって、新しいフルタイムの仕事につき、実家を頼るのをやめて部屋を借り、家事、育児をこなすという毎日は全く余裕がなく常にキャパオーバー状態。
自分だけの時間なんて一切とれず、子どもは思うように動いてくれない、学校・学童行事やらその役員やら…子どもと過ごす時間もわずか。
世間の子育て論通りの『余裕のある子育て』なんてまるでできない。
いろいろな不満がごちゃ混ぜ状態で苛立つばかりの毎日。
頭を整理する余裕もない感じ。
1日が36時間あってくれたら・・・。
余分の12時間は家族や自分だけに使えたら良いのに!と思う日々。
学生時代に時間も気にせず、流れる雲をぼーっと見て過ごしていたあの豊かな時間を思い出すと泣きたくなる感じ。あの時に戻りたい…
でもこんなのダメ、子どもは直ぐに大きくなる!
と考え直し、ゆったり子どもと向き合おうと一緒に過ごしていると思いの外時間はあっという間に過ぎ、気づけば『もうご飯の時間!』『お風呂に入らせなきゃ!』『寝る時間をとっくに過ぎてる!』でまた焦りと苛立ちがMaxに。
この苛立ちの感情をむき出しに子どもと向き合えば、確かに伝染するよね。
離婚前は子どもに『ママ―』と呼ばれれば、優しく『な~に~』だったのに、今は『ふんっ!何?!』ですしね・・・。
『ママは怒ってばっかり』
『ママはわかってくれない』
そうなるさ。
子どもの変化。
必ずしも成長に伴うホルモンの影響ばかりが原因ではないかもしれないです。
子どもを責め立てるばかりでなく。
その一段階前に自分を見つめ直す時間を取る必要がありそうです。
先日プリプリ怒っている彼女を見ていたら、そんな彼女すら急に愛おしく可愛く思えてきて『可愛いね』ていったら、なんと半分怒った顔のまま、でもその向こうに嬉しいが隠れている表情で『ありがとう』って返ってきたんです。
だから、過去の苛立ち丸出しの自分は素直に受け止めて反省し、でもただ悔やむのではなく、そこから少しずつでも変わろうとしていけば、親子共にハッピー笑顔な毎日がやってくる予感がします。
『子は親を映す鏡』
忘れないよう、日々精進いたします。
皆さんはどうですか?
お子さんはどうですか?
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子育てがうまくいかなくてつらい時、『時々』どころか『しょっちゅう』ありますよね?
この本は、子どもにどう接して良いかわからなくなった時に、読んだ本のひとつです。
母の辛さを共感してくれる上に、余裕のない母親たちが試しやすいアドバイスもマンガ形式で、たくさん載せてくれています。
育児書の中には自分が責められているような気持ちになる内容のものも多いですが、この本は数少ない気持ちが軽くなった本です。
私は電子書籍で読んだのですが、すぐページを開ける紙タイプの本の方が良い気がします。というのも、紙の本の方がイライラして仕方がない時や、落ち込んだ時などにも、すぐ手に取れて、見たいページをすぐに開けるからです。少しでも早く、冷静に、元気になりたいですもんね。
良ければ読んでみてくださいね。